「起業が気になるけれど、仕事が忙しくて準備が進まない」。そんなときは、今の生活の中でできる行動を、小さく決めるところから始めてみましょう。
この記事では、会社員を続けながら取り組める起業準備を、5つのステップで紹介します。ノートやスマートフォンのメモを使いながら、できるところから進めてください。
準備の全体像から確認したい方は、「起業、何から始める?会社員女性のためのゼロからのロードマップ」を先にご覧ください。

ステップ1:変えたいことと、残したいことを書く
まず、今の仕事や暮らしについて、次の2つを書き出します。
・変えたいこと
・これからも残したいこと
「今の仕事が嫌だから」とひとまとめにせず、仕事内容、勤務時間、人との関わり方などに分けて考えてみましょう。起業だけでなく、転職や現在の職場での働き方の見直しが選択肢になる場合もあります。
記入例
変えたいこと:自分で仕事の進め方を考える機会を増やしたい
残したいこと:現在の収入と、休日に休む時間は大切にしたい
書いた内容から、起業を通じて何を実現したいのかを一文にまとめます。
ステップ2:1週間の予定に、準備する時間を入れる
直近1週間の予定を開き、仕事・家事・移動・睡眠・休息の時間を確認します。そのうえで、無理なく使える時間を1枠だけ決めましょう。
記入例
取り組む日時:土曜日の10時から10時30分
その時間にすること:これまでの仕事で経験したことを10個書く
「起業について調べる」だけでは、終わりが見えにくくなります。時間と、その枠で終わらせることをセットで決めるのがポイントです。
予定どおりにできなかった場合は、自分を責めるより、時間帯や作業量を見直しましょう。

ステップ3:経験を3つ選び、役立てられそうな相手を考える
これまでの仕事や生活で経験したこと、人から相談されたことを挙げます。その中から、誰かの役に立てられそうなものを3つ選んでください。
次の形にすると、アイデアを整理しやすくなります。
「私は〇〇を経験した。その経験は、△△で困っている人に役立つかもしれない」
記入例
「新人への業務説明を担当した。その経験は、初めて後輩を指導する人に役立つかもしれない」
この時点で、商品名や価格まで決める必要はありません。相手が本当に困っているかは、次のステップで確かめます。
ステップ4:相手の困りごとを、決めつけずに聞く
話を聞けそうな相手に、協力をお願いしてみましょう。最初からサービスを売り込まず、現在どのようなことで困っているかを聞きます。
質問例
・最近、そのことで困った場面はありますか?
・そのとき、どのように対応しましたか?
・今の方法で、不便に感じていることは何ですか?
「こんなサービスがあったら欲しいですか?」だけでは、実際に必要とされているか判断しにくい場合があります。具体的な経験を聞き、自分の予想と違った点もメモしてください。
勤務先や顧客の秘密情報、個人情報を持ち出さず、相手が話せる範囲で協力をお願いしましょう。

ステップ5:小さく試す内容と、振り返る日を決める
聞いた話をもとに、次に試すことを1つ決めます。いきなり販売を始めるのではなく、説明資料のたたき台を作り、分かりやすさについて意見を聞く方法もあります。
記入例
試すこと:新人指導で困りやすい場面を整理した資料を1枚作る
確かめたいこと:内容が具体的で、使い方をイメージできるか
振り返る日:資料を見てもらった次の休日
実際に副業やサービス提供を始める場合は、勤務先の規則や、活動内容に応じた資格・許認可など、必要な条件を事前に確認してください。
振り返るときは、「うまくいったか」だけでなく、相手の反応、かかった時間、次に変える点を残します。
※この記事の記入例は、考え方を説明するための架空の例です。受講生の実績ではありません。
今日やることを、1つだけ決める
5つを一度に終わらせる必要はありません。今の自分に必要なものを選び、次の3項目を書いてみてください。
・やること:
・取り組む日時:
・終わったと判断する状態:
例えば「土曜日の午前中に、変えたいことと残したいことを、それぞれ3つ書く」でも構いません。行動して分かったことをもとに、次の準備を考えていきましょう。
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この記事を書いた人:Yoo
医療業界での会社員経験を経て、2020年にWoman Biz Naviを立ち上げ。
「知識ゼロ、資金ゼロ」からの起業経験をもとに、会社員女性に向けて発信しています。
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